[2005年04月12日]

俳句(2005-04-12)

ひらきつつぶつかりあふや花辛夷

加藤三七子(1925~2005)

花辛夷(はなこぶし)が春の季語。辛夷は、モクレン科に属し、落葉高木、早春に六弁の白い大きな花を咲かせます。
毎年、わたしの住んでいる横浜の、港の見える丘公園の辛夷が素晴らしい花を咲かせます。見ていると作者のいうように、風が吹くと枝が打ち合い、つぼみがぶつかり合います。まことに辛夷の花の情景はぶつかり合うという表現につきます。
かとう・みなこは、1925年兵庫県竜野市生れ、1969年に俳誌「かつらぎ」に参加し、阿波野青畝に師事しました。1977年から「黄
鐘(おうじき)」を創刊主宰しています。
作者は残念にも4月5日に亡くなられました。合掌。
(出典:長谷川櫂編著「現代俳句の鑑賞101」新書館、2001年刊)

投稿者 m-staff : 2005年04月12日 07:55

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