[2005年05月24日]

俳句(2005-05-24)

南風の蟻吹きこぼす畳かな

芝 不器男(1903~30)

南風(なんぷうあるいはみなみ)は、夏の季語。
夏の季節風で4、5月から始まり、7、8月を中心に吹きます。南高北低の気圧配置で、小笠原高気圧が列島をおおい、気圧の低い北海道方面にイコンで行きます。暖かい湿った風です。船乗りにとっては厄介な代物です。
畳の上の蟻が南風によって吹き飛ばされる様子がよく表れています。それにしてもこのところ畳の部屋が少なくなりましたね。畳屋さんが注文が少なくて困っていますよ。
しば・ふきおは、愛媛県生れ、俳句は「枯野」「ホトトギス」などへ投句。抒情俳句に近代性を加味した作品が知られています。俳壇に彗星のように現れ、26歳で亡くなりました。忘れがたい俳人です。
・昨晩久しぶりに田中先生にお会いしました。相変わらずたいそうお元気なご様子で、内外の諸情勢についてお話を聞かせていただきました。
(出典:「新歳時��」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2005年05月24日 08:01

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