[2005年06月30日]

やっと投稿が実現

宮木髙志  46卒

 新潟 宮木です。 深秋会のHPができて半年、投稿を焦りながら日々に流されてしまいました。4月に田中先生が原子力産業会議で新潟へ来られ、夕食とお酒をご一緒しましたが、その時も投稿のご指導をいただいてしまいました。今日、やっと手を染める覚悟が整いました。2件のご報告です。

 去年の10月に中国へ10日ほど行ってきました。新潟から中国東北部の黒竜江省ハルビンまで毎日定期便が飛んでいます。2時間です。 今、日本のソフト業界は、中国でのソフトのオフショア開発(ソフト開発の外注)が急激に増加しています。人件費が安いこともありますが、政治的なイザコザはあっても、中国のビジネス面での日本へのアプローチは大変にエネルギッシュなので、今はそれを受け入れ、将来は
広大な中国市場に進出したいという思惑もあるのだと思います。
 今回は、ハルビン、上海、北京、大連を回りました。市井の状況は省��してIT関連について少し報告すると、とにかく中国のIT関連、特にソフト産業は国策もあって急激に進展しています。そしてそのかなりのウエイトを日本からのソフト開発受注が占めています。中国の企業としては当面は日本の需要を受け入れて技術力を高め、次はアメリカへ進出というシナリオを描いているようです。日本に拠点展開を進めたり、いわゆるブリッジSEという、日本の仕組みや日本語が堪能で且つソフト技術を持つ、橋渡し的人材を強力に育成しています。
 また今回、北京大学、上海の復旦大学、黒竜江大学も訪問して来ましたが、産官学が一帯となってIT技術者を育成しています。特に中国の大学は自らが資本を拠出してIT企業を設立したり、付属機関としてソフトウェア学院を備えて専門家を養成、企業からのオーダーによって人材を育てるなど、かなり日本と異なる体制を用意しています。この3大学とも毎年数千人のIT技術者を輩出していますので中国の全大学合計では数万人となるはずです。学生も日本語を含めて懸命に勉強していました。日曜日も大学の図書館は早くから並ばないと席が取れないほどのようです。早晩、日本は追い越されると印象を受けました。
 上海や北京は人件費も高くなって、企業は人件費の安い内陸部へ外注するような状態に至っているようです。当社もハルビンの企業と関係を深め、人材の相互配置も進めています。

 次の報告事項は、私も新潟大学の非常勤講師で、IT企業の人材戦略を教えています。我々の頃と違って、今の学生は社会や企業の仕組みについての基礎知識が乏しいですね。企業が利益を出していく仕組みや人材がどう育って行くかなど初歩的な話に多くの時間を要することに気づきました。
 また、人文学部なのですが、学部が行動科学課程、地域文化課程、情報文化課程の3課程で構成されています。ちょうど私が靖政ゼミの頃「行動科学」という言葉が世間で知られ始めたことや、田中先生がNHK教育テレビで「行動科学講座」を担当されていたことを思い出して、「行動科学」がここまで来たかとちょっと感慨深くもなりました。
 受講学生が200人近いので、レポートを読むだけでも大変です。その間、会社は休ませてくれるわけではありませんからね。深秋会には同じ立場の方も多いと思いますので、また意見交換ができるといいな
と思っています。
 随分長くなってしまいました。サイトの容量はたっぷりありますよね。失礼しました。

投稿者 m-staff : 2005年06月30日 17:21

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