[2005年07月03日]

俳句(2005-07-03)

行々子大河はしんと流れけり

小林一茶(1763~1827)

行々子(ぎょうぎょうし)が夏の季語。
葦切(よしきり)ともいいます。この鳥は、鶯に似て大きく、背中は淡い褐色で黄白色の眉班があり、下面は黄白色です。水辺の葦のしげみに住んでいて、喧しく鳴きます。「ギョッギョッギョッ」とうるさく鳴く行々子と、しんと静かに流れる河の対比が見事です。
この句は、文政5年、一茶60歳のときに作られました。大河とは、千曲川のことです。
一茶には、行々子を詠ったいい句がもう一つあります。
 行々子一村うまく寝たりけり    一茶
・作者の紹介は、3月27日参照。
(出典:新訂「一茶俳句集」岩波文庫、1990年刊)

投稿者 m-staff : 2005年07月03日 09:31

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