[2006年01月11日]

俳句(2006-01-11)

生きて着く伊勢海老に灯をともすべし

清水径子(1911〜2005)

今日は鏡開き、講道館の鏡開きが有名です。
伊勢海老が新年の季語。鎌倉海老ともいいます。
伊勢海老は、日本海側には見られず、太平洋沿岸にしかいません。伊勢で多く取れるのでこの名がついています。正月の鏡餅などに、湯を通した真っ赤になったものが使われます。目にも美しく目出度いものとされています。また、腰の曲がった姿は長寿のシンボルとして珍重されています。
面白い句ですね。この句では、その伊勢海老が生き造りで生きているのを見て、灯をともしたいような浮き立つ心を句にまとめています。しかし、食卓で動いている伊勢海老を食べるのは、なかなか勇気の要ることですね。
昨年4月家族で真鶴岬の「うに清」での話しです。舟盛りが出てきたとき、生きている伊勢海老を見て、泣きそうなむずがゆいような、女児三歳の顔を思い出します。
作者しみず・けい�の紹介は、2005年2月16日を参照。残念ながら昨年10月18日に94歳で永眠されました。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2006年01月11日 07:24

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