[2006年08月24日]
俳句(2006-08-24)
水をのむ猫の小舌や秋あつし
徳田秋声(1871〜1943)
秋あつしが秋の季語。残暑、残る暑さ、秋暑なども同意の季語です。
大作家は見たままを俳句にしています。子猫が水を飲んでいる様子が秋とはいえどうにも暑く感じたのでしょうか。小難しく考えるよりも、俳句はこれでいいのでしょうね。季語の秋暑しがぴったりですが、特に「小舌」が効いています。まるでピチャピチャと子猫が水を飲んでいる音が聞えるようです。
作者とくだ・しゅうせいは、金沢生れ、小説家。本名、末雄。作家尾崎紅葉の門に入り、その没後、自然主義文学者として認められます。俳句は、紅葉門に入る前から始めたようです。
晩年は、私小説・心境小説に新境地を開きました。代表作は「新所帯」「あらくれ」「縮図」など。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・田中先生がお亡くなりになって、もう1週間が経ちました。
みんみんの幽谷揺らし大合唱� 風伯
投稿者 m-staff : 2006年08月24日 09:17
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