[2006年10月06日]

俳句(2006-10-06)

そぞろ寒鶏の骨打つ台所

寺田寅彦(1878〜1935)

そぞろ寒が秋の季語。すずろ寒、そぞろに寒しも同意の季語です。
やや寒、冷ややかよりももっと強く身体にひびく寒さです。居住まいを正して、エリをかき合わせるような寒さをいいます。
この句のように、鶏(とり)の骨を台所で叩いている図を想像してください。ぞっとしますね。
小さい頃の北海道の田舎で、ハレのときには、にわとりが御馳走でした。でもわたしは鶏肉が余り好きではありません。あの首を切られたにわとりが庭を走っている様子を見たら、鶏肉が嫌いになるのもわかっていただけるものと思います。
作者てらだ・とらひこの紹介は、2005年1月1日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2006年10月06日 05:29

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