[2006年10月19日]

俳句(2006-10-19)

藪からし振り捨て難く村に住む

百合山羽公(1904〜91)

藪からしが秋の季語。貧乏蔓(びんぼうかずら)とも言います。
嫌な草ですね。ブドウ科の多年草で、藪や生垣にからみついて繁っている蔓草です。藪も枯らす勢いでほかの植物も覆い、夏には淡い緑色の小花をたくさんつけて、秋には丸い実ができて黒く熟します。
草全体に変な臭いがして、地下の茎から掘り起こしても根絶やしが困難なほど精力があり、この草が生えると藪も樹木も枯れてしまうので貧乏蔓の名があります。
しかし、作者はこんな藪からしが繁茂する村でも自分は好きで住んでいると申しています。
作者ゆりやま・うこうの紹介は、2005年12月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2006年10月19日 06:54

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