[2006年10月29日]

俳句(2006-10-29)

人の行く方へゆくなり秋の暮

大野林火(1904~82)

秋の暮が秋の季語。
28日に続いて秋の暮れを選びました。いま、日暮れがどんどん早くなってきました。つるべ落としです。
秋の暮れは、夕暮の情景で多くの詩歌で詠われています。この句でも夕方の寂しさにつられて、一人で居ることにかなわず、知らぬ間に人のいる方へ行ってしまいます。
次の林火の句では、秋の暮れは、笑っているのを止めてしまっています。一体全体どうしてしまったのでしょうか。
秋の暮笑ひなかばにしてやめる   林火
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:「現代の俳句」講談社、1993年刊)

投稿者 m-staff : 2006年10月29日 09:31

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