[2006年10月30日]

俳句(2006-10-30)

自然薯を洗ふ時間を惜しまずに

右城暮石(1899~1995)

自然薯(じねんじょ)が秋の季語。山芋、山の芋も同意の季語です。
ながいもの野生種で、ヤマノイモ科のつる性多年草。「とろろ」は、好きずきですが、うまいものですね。自然薯を掘り出すのは、難しいのですが、栽培種のナガイモより粘りが強くて、味がよろしいとされています。とろろ汁や山かけにして食べます。
土中のドロを取るのに急いでは成らない、それに擂(す)るときに手が痒くなります、と作者は言っています。
作者うしろ・ぼせきは、高知県の生れ、関西の電力会社に勤務し、俳句は、松瀬青々に師事、のちに結社「天狼」に参加、「運河」を主宰しました。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年10月30日 09:32

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