[2006年11月04日]

俳句(2006-11-04)

むらさきは霜がながれし通草かな

渡辺水巴(1882〜1946)

通草(あけび)が秋の季語。あけぶ、おめかづら、山女(やまひめ)、かみかづらなども同意の季語です。あけびは、「開け実」を意味しています。
山形でいまでは珍しいあけびの料理を食しました。あけびは、つる性の植物で春に花を咲かせて、秋には漿果を実らせます。この漿果は楕円形で熟すとむらさき色になって裂けます。中に黒い種を含んだうすい白色の果肉があり、食べると甘く美味です。
この句では、むらさき色に育ったあけびは、まるで霜が置いていった宝物と詠っています。
作者わたなべ・すいはの紹介は、2005年2月4日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2006年11月04日 06:13

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