[2006年11月11日]

俳句(2006-11-11)

こころしづかにせよとて返り花咲けり

八幡城太郎(1912〜85)

返り花が冬の季語。帰り花、返り咲き、狂い咲き、二度咲き、忘れ花、狂い花なども同意の季語です。
桜、桃、梨、山吹、つつじなどの花が小春日和によって、時ならぬ花を咲かせることがあります。自然の悪戯です。これを返り花といいます。俳句的表現ですね。
この句では、返り花が咲くのは、世の中が慌しすぎて少しも心が平安ではない、人は何かに追われるように生きている、その心を少しでも静かにしてみれば、なんと安らかになれるだろうと詠っています。
作者やはた・じょうたろうは、相模原市の生れ、日蓮宗のお坊さん。俳句は、戦前、日野草城に師事し、戦後は、「青芝」を創刊主宰しました。作句によって仏の教えを伝えました。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・横須賀の今日の天気は、曇りのち雨、北北東の風、波0.5m、日の出6時12分、日の入り16時38分です。冬至に向けて急速に日が短くなっています。

投稿者 m-staff : 2006年11月11日 05:55

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