[2006年11月13日]

俳句(2006-11-13)

日が射して山かるくなる神無月

中尾寿美子(1914〜89)

神無月(かんなづき)が冬の季語。かみなづき、神去月、神有月(かみありづき)、時雨月、初霜月などが同意の季語です。
陰暦10月をいいます。この月は、八百万(やおよろず)の神々が出雲に集まるために諸国の神が留守になることからつけられたとも、雷のない月からだともいわれています。出雲の国では「神有月」といいます。
これこそ俳句的表現で、ロマンを感じさせます。しかし、この句ではそのようなことをおくびにも出さずに、神様が居ないせいか、たんたんと日が射したら山が軽くなってしまったと表現しています。
作者なかお・すみこは、佐賀県の生れ、俳句は、長谷川かな女の「水明」に学び、後に「氷海」の同人になります。清水径子らと「虹の会」を作り、「氷海」終焉後は、永田耕衣の「琴座」に参加しました。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・寒くな��ば、毎日真白な富士山を見ることができます。有難いことです。

投稿者 m-staff : 2006年11月13日 06:32

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