[2006年11月14日]

俳句(2006-11-14)

泉のほとり歯朶枯れあたたかき色

細見綾子(1907〜97)

歯朶(しだ)枯れが冬の季語。枯歯朶(かれしだ)も同意の季語です。
寒くなって枯れてきた歯朶類のことです。歯朶は、種類が多くて常緑のものと冬になって枯れるものがあります。多くは山や谷で見られますが、岩の上や樹木の上に自生するものがあります。観賞用に
自宅の壁に植えられるものもままあります。
11月5日の鎌倉吟行で、佐助稲荷社の側の御宅で見事な枯歯朶を見かけました。句にしようと懸命に考えましたが、投句は時間切れになりました。
この句では、泉のほとりの青みがかったしだが、枯れてあたたかい色に変色したさまを優しい目で詠っています。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2006年11月14日 07:08

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