[2006年11月16日]

俳句(2006-11-16)

熱燗に余生躓くばかりなる

石原八束(1919〜98)

熱燗(あつかん)が冬の季語。燗酒、燗熱し、焼燗も同意の季語です。
寒くなると、日本酒の熱燗が恋しくなりますね。ところで今日は、ワインのボジョレー・ヌーボー解禁日です。ボジョレーは、フランス南東部リヨンの北のワインの産地。毎年11月第三木曜日に解禁される特産品のワインにこの名前がついています。いささか商業主義の匂いがしますが、それで酒飲みはまたまた飲めるのですから御同慶のいたりです。当方は、ワインよりも他のお酒の方が体質に合っているようです。
この句では、作者は余生を酒で躓(つまづ)くと慨嘆していますが、
わたしもそうかなと可笑しいやら悲しいやらの複雑な気持ちがします。
作者いしはら・やつかの紹介は、2005年4月5日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2006年11月16日 05:36

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