[2006年11月17日]

俳句(2006-11-17)

木の葉散る金色に刻染まりつつ

野澤節子(1920〜87)

木の葉散るが冬の季語。木の葉、木の葉雨、木葉時雨も同意の季語です。
落ちてしまった葉、もしくは木の上にとどまってまさに落ちんとする枯葉をいいます。マンションの脇の柿の木がまさにこのような状態です。
秋から冬にかけて木の葉が舞ってゆく状況を、金色に刻(とき)を染めて木の葉が散ってゆく、と詠う作者の中には、盛者必滅の精神がほのかに見えてきます。栄耀栄華も一瞬です。うまい句ですね。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年11月17日 05:32

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