[2006年11月19日]

俳句(2006-11-19)

侘び寂びの極みの朽ちや冬紅葉

林 翔

冬紅葉が冬の季語。残る紅葉も同意の季語です。
今年の紅葉は、全体に遅いようです。晩秋の美しい紅葉が冬になっても残っているのは感傷をそそられます。錦木などはいいですね。
山の中にぽつんと紅葉がみられる風情があります。何度目かの霜に会いながら、それでもがんばっていて紅葉しているのはひときわ鮮やかです。
この句は、十分に手元にひきつけて打った球のような感触がします。
センター前のクリーンヒットですね。俳句独特の「侘び寂び」を上手に盛り込んで冬紅葉の姿をまとめています。
作者はやし・しょうの紹介は、2005年8月31日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年11月19日 07:26

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