[2006年11月25日]

俳句(2006-11-25)

石蕗の黄に十一月はしづかな月

後藤比奈夫

石蕗(つわ)が冬の季語。石蕗(つわぶき、つわ)の花も同意の季語です。
キク科の常緑多年草。葉がふきの葉に似ているのでつわぶきといいますが、ふきとは関係ありません。十月から十二月にかけて菊のような黄色の花を咲かせます。
海岸や海辺の山に自生していますが、先日の鎌倉吟行では街のあちらこちらで見かけました。どれも冬枯れの中に健気に咲いていました。
この句では、十一月がポイントです。たしかに師走を前にしたこの月は、一見静かに過ぎてゆくように見えますが、その底では静かに人の生き死にが進行しているのを、作者はつわぶきの黄色に見ています。
作者ごとう・ひなおの紹介は、2005年3月23日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・今朝は、5時に起きて空を見上げたら、無数の星が見えました。横須賀の日出は、6時25分ごろです。

投稿者 m-staff : 2006年11月25日 05:15

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