[2006年11月27日]

俳句(2006-11-27)

枯蓮のうごく時きてみなうごく

西東三鬼(1900〜62)

枯蓮(かれはす)が冬の季語。枯蓮(かれはちす)、蓮枯る、蓮の骨も同意の季語です。
枯蓮といえばこの句です。ほとんどの歳時記に載っています。
わたしが住んでいた東横線妙蓮寺の菊名池の枯蓮も凄かったけれど、上野の不忍池が一番ですね。寂しさも極まれりといったところです。枯れて水の中に埋まったり、泥の中に折れ曲がった柄をつき立てたり、凄愴でした。秋の敗荷(やれはす)が冬になるとすさまじいことになります。
この句では、冬の風が吹くと一本の蓮から始まっていっせいに枯れた蓮が動き出すと詠っています。そのとおりですね。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2006年11月27日 05:17

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