[2006年12月12日]
感謝のことば/榊原昭宏
12月10日、学習院百周年記念会館で行われた「田中靖政先生を偲ぶ会」での発言を掲載します。
今回の偲ぶ会は、深秋会の会員はもとより田中ゼミ卒業生全員に御連絡を差し上げたところ、このように多くの皆様の御参集を戴き、誠に感謝に堪えません。先生もきっとお喜びのことでしょう。
俳人・松尾芭蕉に「さまざまの事思ひだす桜かな」という句があります。献花台の先生がお好きだった薔薇を見ていて、「さまざまの事思ひだす冬薔薇」の心境です。
本日は多くの皆様に感謝のことばをお伝えしなければなりません。
奥様、亜紀子さん、今日は有紀子さんがお仕事でお見えになっていませんが、どうか御家族力をあわせてお元気でお過ごしください。私どもは今後とも微力ながらお役に立ちたいと思っております。有難うございます。
司会・進行の石川由美子さん、桜友会事務局の宮田佳子さん、有難うございます。深秋会役員の青羽さん、乙部さん、喜多川さん、萩原さん、お手伝い頂いた皆さん、有難うございます。そして、役員で事務局の津田さん、あなたは深秋会で一番の功労者です。深秋会の要として、よくぞここまで会を支えていただきました。感謝いたします。
さて深秋会ですが、会が発足し、わたしが会長に就任したのは、1977(昭和52)年11月28日、月曜日、先生のお誕生日、場所は目白の日立クラブ、62人の参加者でした。以来29年、昭和40年度の1期生から平成13年度の37期生までの親睦団体として活動を続けてきました。この間、色んなことがありましたね。なかでも5年前の古希プロジェクトは、ゼミの卒業生・現役100人が活躍し、大成功でした。
深秋会は、その間皆様に支えられて今日まで続いてきましたが、田中先生という主がいなくなりました。残念ですが、先生と16人の仲間の思い出を胸に、今日のこの集まりを最後として、深秋会の幕を閉じたいと思います。幕を挙げたのがわたしなら、閉じるのもわたしの務めです。
ただし、深秋会はなくなりますが、HPだけは残します。先生と約束した、わたしの「日めくり俳句」も今日で連続709回目を迎えました。天国の先生へ向けて、わたしたちが毎日精一杯生きていることの証として、やれるところまでHP続けてゆこうと思います。御支援をお願いいたします。
それではどうぞいつまでもお元気で。
「秋の雲恩師を乗せて消へにけり 風伯」
本日は有難うございました。
投稿者 m-staff : 2006年12月12日 10:27
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