[2006年12月13日]

俳句(2006-12-13)

煤掃に用なき身なる外出かな

松本たかし(1906〜56)

煤掃(すすはき)が冬の季語。煤払い、煤竹、煤籠、煤湯も同意の季語です。
お寺や神社で煤払いが始まっているので早いなあと思い、調べてみました。これはもともと宮中や幕府では、12月13日が事始(ことはじめ)であり、煤掃きの日としていたことによります。実際に、これでは早すぎるので神棚や仏壇の煤払いだけを13日に行い、家全体の掃除はそれ以降に行うようになりました。我が家では大晦日です。
この句のように、とかく男性は、ゴミとして掃き出されないように、煤払いのときは仕事と称して外出(そとで)することが多いようです。我が家ではいまだかつてそのようなことはありません。
作者まつもと・たかしの紹介は、2006年6月27日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2006年12月13日 05:07

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