[2006年12月15日]

俳句(2006-12-15)

鰭酒や逢へば昔の物語

高浜年尾(1900~79)

鰭酒(ひれざけ)が冬の季語。身酒(みざけ)も同意の季語です。
これがうまい。乾燥させた河豚(ふぐ)のひれを少し焦がしてあぶって熱燗に入れて作ります。通の酒ですね。酔いが早いので気をつけなくてはなりません。これは熱燗を飲んでいて最後の一杯にするのがルールです。鰭酒を二杯飲むのは止しましょう。また、河豚の鰭の変わりにふぐ刺しの一切れを入れたのが身酒です。これもたまには見ますね。
この句は、旧友と飲むときは、鰭酒で昔話、絵に描いたようの情景が浮かびます。
作者たかはま・としおの紹介は、2005 年3月21日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)


投稿者 m-staff : 2006年12月15日 08:54

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