[2006年12月20日]

俳句(2006-12-20)

水鳥を吹きあつめたり山おろし

与謝蕪村(1716~83)

水鳥が冬の季語。浮き寝鳥、水禽(すいきん)も同意の季語です。
水鳥は、かもめ、白鳥、おしどり、雁、鴨など、水に浮かぶ鳥を総称したものです。秋に渡ってきて、春になると去るものが多く、川や湖、沼、海などでもっとも多く水鳥を見ることが多いのは「冬」ですから冬の季語になりました。
「やまおろし(山颪)」は、山から吹きおろす風のことで、わたしの住んでいる一騎塚の裏山の「武山」から、いつも吹いています。
この句では、やまおろしですから、海や湖の近くのすぐ山がそびえているロケーションが浮かびます。そこのいる水鳥がやまおろしにあって、全ての水鳥が一方へ吹き寄せられる情景を絵のように詠っています。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005 年2月19日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2006年12月20日 09:07

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