[2006年12月23日]

俳句(2006-12-23)

毛糸帽さて前後なし左右なし

藤田湘子(1926~2005)

毛糸帽が冬の季語。冬帽子、冬帽も同意の季語です。
大正や昭和の始めごろの写真を見ると、ソフトといわれる中折れ帽子を被った男たちが写っています。いつごろから男が帽子を被らなくなったのかは定かではありませんが、昭和30年代の後半から少なくなったようです。
地球温暖化ではありませんが、冬でも帽子を被らない男性が多いのですが、毛糸の帽子を被っている人を見れば、何やら暖かく安らぎを感じます。たしかにくたくたの毛糸の帽子ですから、「前後も左右」も無しですね。
作者ふじた・しょうしの紹介は、2005 年1月6日を参照。
(出典:「日本の四季」講談社、2002年刊)

投稿者 m-staff : 2006年12月23日 09:15

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