[2007年01月01日]

俳句(2007-01-01)

元日や一系の天子富士の山

内藤鳴雪(1847~1926)


明けましておめでとうございます。2007(平成19)年も皆様にとってよい年でありますように願っております。
「日めくり俳句」は、本日で731回目、3年目に入ります。今年も御愛読をお願いいたします。
横須賀へ越してきて始めてのお正月、居間から見える富士山は、なによりも神々しく見えます。そこで選んだのが上の句です。
元日が新年の季語。
日本国にとって万世一系の天子とは「天皇」ですが、富士山であると作者はいいます。たしかに富士山は日本第一の霊峰。三浦半島は、富士山に対する土地の人の渇仰に溢れていて、あちこちに富士山信仰の塚が立てられています。
作者ないとう・めいせつは、江戸生れの松山の人。文部省参事官などを歴任、松山藩の寮の監督をしていました。正岡子規に俳句を学んで日本派の重鎮となりますが、ちなみに日本派は、内藤鳴雪、高浜虚子、河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)、夏目漱石らが属しました。著書に「鳴雪俳句集」「俳句作法」などがあります。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年01月01日 05:25

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