[2007年01月12日]

俳句(2007-01-12)

日の障子太鼓の如し福寿草

松本たかし(1906~56)

福寿草が新年の季語。元日草ともいいます。
お正月の花といえば、福寿草です。きんぽうげ科の多年草で鉢植えされたのを見たことがあります。とくに新年を祝う盆栽として床の間に飾られています。黄金色の花が愛らしくてめでたくて情緒がありますね。
この句では、白い障子を背景に福寿草の鉢が置かれている情景を映し出しています。障子に新春の日が当たり熱をもち、それがまるで太鼓の皮のように張っていて、打てば響くような緊張感を捉えています。能役者の家に生れた作者とはいえ、「日の障子太鼓の如し」とはうまくたとえたものですね。
作者まつもと・たかしの紹介は、2005年4月18日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年01月12日 05:42

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