[2007年01月17日]

俳句(2007-01-17)

山眠りいま遠き川遠き村

中村苑子(1913~2001)

今日はあの阪神・淡路大震災から12年目です。
わたしの追悼句です。
 歳月やパズルの解けぬ寒の闇     風伯
   「おおない(大地震)」宝塚こころのケアセンター、2000年2月刊

山眠るが冬の季語。眠る山も同意の季語です。
中国の「臥遊録(がゆうろく)」の「冬山惨淡(さんたん)として眠るが如し」からきています。
「山眠る」は、俳句独特の言い回しです。春は「山笑う」、夏は「山滴る」、秋は「山装う」と言います。山を擬人化してそれぞれに風趣がありますね。
作者は、静岡県大仁町の生れですから、故郷の川や村をしのんでいるのかも知れません。わたしの住んでいる三浦半島の低い山々も、どことなく暖かい日に山が眠っているように見えます。
作者なかむら・そのこの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年01月17日 05:02

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