[2007年01月20日]

俳句(2007-01-20)

十一面観音菩薩寒埃

松澤 昭

寒が冬の季語。寒の内、寒中、寒四郎、寒九も同意の季語です。
今日は大寒です。今年の寒は、1月6日の小寒(寒の入り)から1月20日の大寒を経て、節分(立春の前日)まで約30日間をいいます。この間のことを寒の内といい、1年で一番寒い日が続きます。
十一面観音菩薩とは、救済者としての観世音菩薩の様々な能力を十一の顔で表わしたものです。本体の顔以外に頭上に十一の顔を持つ菩薩です。奈良の聖林寺像、薬師寺像、京都の観音寺像などが有名です。
この句は、すべて漢字で、寒の埃が十一面観音菩薩に薄くかかっていると表現しています。何やらありがたくなってしまいますね。
作者まつざわ・あきらは、1925年東京・滝野川の生れ、父は俳人の松澤鍬江、幼少から俳句に触れ、飯田蛇笏に師事し、「雲母」に参加します。石原八束のすすめで「秋」を創刊、1964年に「四季」を創刊し、主宰になります。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)
・昨日は、横須賀市西公民館で開かれた「三浦半島ふるさとの味展」に参加。三浦半島の農産・水産物の何かを知り、葉山牛の味噌汁を楽しみました。

投稿者 m-staff : 2007年01月20日 06:52

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