[2007年01月27日]

俳句(2007-01-27)

凍蝶の上ると見えて落ちにけり

下村梅子

凍蝶(いてちょう)が冬の季語。冬蝶、冬の蝶も同意の季語です。
俳句的表現の極みが「凍蝶」でしょうね。蝶が凍っているなんて凄い言葉です。実際に凍っているのではなく、じっと凍ったように動かないことを意味しています。
冬の初めまだそこここに生き残った蝶を見ることができます。いまではほとんど姿を消していますが、ここは三浦半島ですから、暖かい日にはきっと見つけることもあるでしょう。この句では、生きている蝶がふわふわと上ると見せて落ちてゆくさまをしっかり見届けています。
作者しもむら・うめこの紹介は、2006年12月3日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年01月27日 06:10

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