[2007年01月30日]

俳句(2007-01-30)

暖炉灼く夫よタンゴを踊らうか

三橋鷹女(1899~1972)

暖炉が冬の季語。ストーブ、ペチカも同意の季語です。
暖炉はいいですね。今は、ガス・石油・電気などのストーブ全盛で暖炉を見かけることが少なくなりました。町で焚き火をしただけで消防車が飛んできます。小さいときに経験した、暖炉のあの木がはぜるぱちぱちという音が耳の底に残っています。
この句では、夫(つま)つまり旦那が暖炉を灼(や)いている、燃やしているのを見ていて、わたし(作者)が一緒にタンゴを踊りましょうと誘いをかけている状況が目に見えるようです。モダンな家庭だったのでしょうね。「ラ・クンパルシータ」の音が鳴っているようです。
作者みつはし・たかじょの紹介は、2005年2月26日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)


投稿者 m-staff : 2007年01月30日 06:53

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