[2007年02月04日]

俳句(2007-02-04)

春立つや愚の上に又愚にかへる

小林一茶(1763~1827)

春立つが春の季語。立春、立春大吉も同意の季語です。
今日は立春です。陰暦では、1年を360日として、それを15日ずつに区切ったものが24節気です。その第1番目が立春。暦の上でこの日から春になります。寒さはまだまだ続きますが、何やら明るい予感を抱かせる節気です。
そのようなときに、ひねくれ者の一茶の句を紹介します。
1823(文政6)年、61歳、還暦の所感からの作品です。一茶の故郷の柏原は、豪雪地帯ですから、冬の間にじっと我慢をしていたあれこれのことどもを、春になるとまた仕出かしてしまう自己の弱さを強烈に詠っています。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:伊藤正男著「解注一茶文集」三省堂、1943年刊)

投稿者 m-staff : 2007年02月04日 07:28

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