[2007年02月08日]

俳句(2007-02-08)

蕗の薹紫を解き緑解き

後藤夜半(1895~1976)

蕗の薹(ふきのとう)が春の季語。蕗の芽、蕗の花も同意の季語です。
早春に萌えいずる蕗の薹は、キク科の多年草。川べりや土手に可愛らしい顔を見せます。毎日、散歩をして探していますが、まだ見つけることが出来ません。摘んで食べるとほろ苦い味がして、焼いたり蕗味噌にしたり、てんぷらなどで春の食卓を賑わわせます。
この句は、育つにつれて「紫と緑を解く」という所に力点が置かれています。大きな薄い緑色をした鱗のような葉に幾重にも包まれた薹が印象的です。同じ作者に次の作品があります。
蕗の薹ながら薹立つことかなし   夜半
作者ごとう・やはんの紹介は、2005年4月18日を参照。
(出典:「現代の俳句」講談社、1993年刊)

投稿者 m-staff : 2007年02月08日 06:07

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