[2007年02月19日]

俳句(2007-02-19)

愚直なる色香の蘇枋咲きにけり

草間時彦(1920~2003)

蘇枋(すおう)が春の季語。花蘇枋、紫荊(はなずおう)も同意の季語です。
マメ科の落葉低木。中国原産。江戸時代に渡来しました。高さは2~3メートルほどで、観賞用に庭に植えられています。先日散歩のときの梅屋敷で見つけました。
葉に先駆けて紅紫色の小さな花を群がって咲かせます。花の終わらないうちに葉が出始めます。花の色が南方産の蘇枋の木の染料に似ていることからこの名前があります。
この句では、同じ時期に咲く梅、桃、櫻などに比べ、愚直な印象を持つ蘇枋に心を寄せています。
作者くさま・ときひこの紹介は、2005年7月11日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年02月19日 07:34

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