[2007年02月21日]

俳句(2007-02-21)

夜半さめて雪崩をさそう風聞けり

水原秋桜子(1892~1981)

雪崩が春の季語。雪なだれ、雪崩(ゆきくず)れ、なだれ雪、風雪崩も同意の季語です。
先日、八甲田山系で大きな雪崩がありました。怖いですね。
この時期になると、冬の間に降り積もった雪が春になって湿った暖かい南風が吹いたり、雨が降ったりしたあとで、雪が山の上や山腹から一気に崩れ落ちる現象をいいます。
この句では、深夜、やや暖かい感じの山風の木々の間を吹きぬける音を聞いていると、昼間見た山肌のどこかで凄まじい雪崩が起きるのではないかと作者は想像します。実際に雪崩が起きている音を聞いているというよりも無気味な感じがします。
作者みずはら・しゅうおうしの紹介は、2005年5月28日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年02月21日 06:06

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