[2007年02月27日]

俳句(2007-02-27)

これからのこの世のいろに桜草

和知喜八(1913~2004)

桜草が春の季語。雛桜、乙女桜、一花桜、プリムラなども同意の季語です。
サクラソウ科の多年草。日本自生の植物です。葉の芯から15,6センチの花茎を立て、淡い紅色の花を5,6個つけて、それは可愛い花が並びます。花屋さんでは、プリムラと表示されているのをよく見ます。
2月8日の「三浦一族ゆかりの寺院、仏像めぐり」で衣笠城址を歩いていたときに、大善寺というところで見かけました。大善寺は、三浦一族、衣笠城の守護神、矢取不動尊像が安置してあり、由緒ある寺です。そのお庭にさくらに似たこの花が咲いておりました。
この句にあるように、世の中が「桜草」色に染まればこんな素晴らしいことはありません。「桜草」の花ことばは「希望」です。
作者わち・きはちは、東京・町田市の生れ、俳句は戦前、加藤楸邨に師事し、「寒雷」の創刊から参加します。戦後は「職場俳句」を推進し、働く庶民の声を俳句で表現することに努めました。「響焔(きょうえん)」を創刊主宰しました。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年02月27日 07:11

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