[2007年03月01日]

俳句(2007-03-01)

蒼茫と春の飆に富士かすむ

森 澄雄

今日から3月です。朝から富士山が顔を出しています。
春の飆(はやて)が春の季語。春疾風(はるはやて)、春嵐、春突風、春烈風、春荒(はるあれ)なども同意の季語です。
春の強風のこと。春の定まらない気象の代表格で、雨が混じったり、砂埃を立てたり、火事を起したりします。突風で思わぬいたずらを起したりします。
この句の「飆」という字は、風に犬が三匹と書くのですね。初めて見ました。「蒼茫(そうぼう)」というのですから、見渡す限り青々と広い様子の中を疾風が駆け抜けて、あの富士山がかすんで見えますよという、大きな句に仕上がっています。
作者もり・すみおの紹介は、2005年10月12日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年03月01日 06:30

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