[2007年03月04日]

俳句(2007-03-04)

凧ひとつ浮ぶ小さな村の上

飯田龍太(1920~2007)

凧(たこ)が春の季語。いかのぼり、奴だこ、絵凧なども同意の季語です。
作者は2月25日に86歳で亡くなりました。小さい頃から病弱で成長しても結核になり、兵役につくことはありませんでした。戦後の俳壇でいち早く清新な抒情性と青春性を併せ持った俳壇の旗手として新たな俳句の展開を押し広げました。
山梨県境川村(現在の笛吹市)という山間の小さな村に住み、都会の喧騒に惑わされることなく伝統的な俳句の伝承と現代性をうまくミックスした作品を数多く残しました。
この句は、素直な句です。小さな村の上に、悠然と凧がひとつ浮んでいるというだけですが、読むものをしてこころ癒されるものがあります。
作者いいだ・りゅうたの紹介は、2005年1月31日を参照。
(出典:「集成・昭和の俳句」小学館、1995年刊)
・昨日は、「早春の国際村、子安の里から立石、浄楽寺へ」という横須賀市のガイドツアーに参加し、山や海に春の息吹を感じました。

投稿者 m-staff : 2007年03月04日 06:34

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