[2007年03月09日]

俳句(2007-03-09)

春蘭や雨をふくみてうすみどり

杉田久女(1890~1946)

春蘭(しゅんらん)が春の季語。ほくり、ほくろ、はくり、えくりなども同意の季語です。
我が家のベランダにも小さな鉢に春蘭が楚々と咲いています。いいですね。隠岐から連れ合いが持ってきたものです。
春蘭は、ラン科の多年草。雑木の多い山などに自生して細長い緑の葉から抜け出るように花茎が立ち、黄色みを帯びたうすみどり色の花を咲かせます。花弁には赤紫色の斑点があり、これをほくろになぞらえて、ほくり、ほくろ、はくり、えくりなどともいいます。
この句では、前の夜に降った雨に、春蘭がうすみどり色に光っている様子が詠われています。
作者すぎた・ひさじょの紹介は、2005年1月26日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2007年03月09日 05:32

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