[2007年03月14日]

俳句(2007-03-14)

ジンギスカン走りし日より霾れり

有馬朗人

霾(つちふ)るが春の季語。黄砂(こうさ)、霾(よな)ぐもり、つちかぜ、蒙古風(もうこかぜ)、霾(ばい)なども同意の季語です。
このころになると、中国北部やモンゴル地方では、強風に砂が巻き上げられて、天を覆う気候現象が起きます。空に舞い上がった砂は、太陽の光を隠し、一面黄褐色になります。気象用語でこれを黄砂と呼び、西風乗って九州地方に下降してきます。時には関東地方へも飛んできます。
この句のように、ジンギスカンがモンゴルの大地を疾駆していた頃から黄砂は、日本に来襲してきたのでしょうね。
さて今日はホワイトデーです。
2月14日のバレンタインデーに女性からチョコレートをプレゼントされた男性がそのお返しとして、キャンデーやマシュマロなどを送る日です。日本で始まった習慣で、欧米ではありません。俳句ではまだ季語に認定されていないようですね。
作者ありま・あきとの紹介は、2005年1月11日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2007年03月14日 05:21

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