[2007年03月16日]

俳句(2007-03-16)

囀りの今朝は高きにガラス拭き

川端康成(1899~1972)

囀(さえず)りが春の季語。囀る、鳥囀る、百千鳥(ももちどり)も同意の季語です。
この近くの大根畑やキャベツ畑を散歩しているとちょっとした雑木林では、鳥が盛んに囀っています。鳥の声は、地鳴(じな)きと囀りに分けられます。地鳴きは、仲間に合図するときの鳴き声で、囀りは鳥の繁殖期に雄が雌に向かっての求愛の鳴き声です。その囀りは、春に最高潮に達し、まことにうるさく感じることもあります。
川端康成の俳句は、あまり見たことがありませんでした。とても素直に見たままを句にしていますね。囀りとガラス拭きの取り合わせに魅かれました。
作者かわばた・やすなりは、大阪市の生れ、横光利一たちと新感覚派運動を展開して、やがて独自の川端美的ワールドを作ります。
「伊豆の踊り子」「雪国」「千羽鶴」「眠れる美女」など、文体の素晴らしさに打たれます。文化勲章、ノーベル文学賞を受けました。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・昨日は連れ合いと箱根ポーラ美術館へ「ドガ、ダリ、シャガールのバレエ」を見に行きました。踊り子の一瞬の動きをキャンバスにとらえたいずれも感動の作品でした。

投稿者 m-staff : 2007年03月16日 05:15

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