[2007年03月23日]

俳句(2007-03-23)

鈴懸の花咲く下に珈琲店かな

芥川龍之介(1892~1927)

鈴懸(すずかけ)の花が春の季語。プラタナスの花、釦の木も同意の季語です。
3月18日の横須賀米軍基地内のツアーで、鈴懸の木を将校クラブの前の中庭で見つけました。球のような実が下がっていました。
鈴懸という名前は、花が咲いた後に球状の果実のぶら下がっている様子を山伏が付けている鈴懸に似ていることからついたものです。花は細かいのでなかなか目につきませんが、その実は目立ちます。明治時代にこの種を輸入して育てました。
この句は、鈴懸の木の花の下に、ただ珈琲店があるとだけしかいっていませんが、どことなく風情がありますね。珈琲店は、「カフェ」とルビが振ってあります。芥川は、戦前に横須賀の海軍学校の英語の教師をしていたことがあります。
作者あくたがわ・りゅうのすけの紹介は、2005年6月17日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年03月23日 06:22

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