[2007年03月24日]

俳句(2007-03-24)

明るさに径うすれゆく芽吹山

能村登四郎(1911~2001)

芽吹山(めぶきやま)が春の季語。芽吹く、芽立ち、木の芽、木の芽時、木の芽雨、木の芽風も同意の季語です。
わたしの部屋から見える武山(標高200メートル)に、木々が芽吹いて、それはこころがうきうきしてきます。このシーズンは1年中で一番いい気持ちがしますね。
鳥も囀り、風も少しずつ暖かくなり、日差しも柔らかくなり、山全体が芽吹いて、命の輝きにあふれています。そのようなときの山の径(みち)は、作者によると「径がうすれゆく」と見ています。厳寒の時期を過ぎて全体に霞がかかり、ものがかすんで見えるのでしょう。よく見ていますね。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・明日発売の月刊「俳句界」の4月号の座談会「われら晩稲派」に顔を出しました。書店で覗いてみてください。

投稿者 m-staff : 2007年03月24日 07:28

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