[2007年03月25日]

俳句(2007-03-25)

村口の土橋の雨も社日かな

松根東洋城(1878~1964)

社日(しゃにち)が春の季語。春社(しゅんしゃ)、社日詣、社日様も同意の季語です。
今日は社日です。
春分や秋分にもっとも近い前後の戊(つちのえ)の日のことを社日といいます。土の神を祭り、春はその生育を祈り、秋は収穫を感謝する習わしがあります。春は、春社とよびます。
中国から伝えられた習慣で、日本各地に古来からこの風習があるようです。信州では「御社日様」、甲州では「社日詣」、阿波では「御地神様」などと呼ばれ、農耕を休んで餅をついて「田の神」を祝います。
この句では、村の入口にある土橋に雨が降っているのも「田の神さま」が祝っているように見えると詠っています。
作者まつね・とうようじょうは、東京・築地の生れ、松山中学で夏目漱石に学び、学生時代には漱石山房に出入りしました。大学卒業後は宮内省に勤めました。俳句は「ホトトギス」で虚子とともに活躍し、のちに「国民俳壇」の選者になりますが、虚子と対立して、「渋柿」を創刊主宰します。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・いよいよ野球が始まりました。プロ野球のパリーグ開幕、甲子園の選抜では熱戦が繰り広げられています。

投稿者 m-staff : 2007年03月25日 05:22

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