[2007年03月26日]

俳句(2007-03-26)

卒業の兄と来てゐる堤かな

芝 不器男(1903~30)

卒業が春の季語。卒業生、卒業式、卒業歌、卒業証書、卒業期も同意の季語です。
3月19日朝、居間から横須賀市立富士見小学校の校庭で行われている「6年生を送る会」を見ることができました。送られる6年生と在校生が対面して、校歌を歌い、交歓する様子をこの日は富士山が暖かく見守っていました。
わたしが小学校を卒業したのは遥かな昔、札幌市立豊水小学校でした。いまはもうありません。卒業生を代表して在校生へ別れのことばを伝えたことを昨日のように思い出しました。
卒業式を終えた兄が弟と二人だけで堤に来ています。そこは幼い頃から二人がよく遊んだ場所でしょう。兄弟にとって想い出の場所のもうひとつの卒業式を詠っています。
作者しば・ふきおの紹介は、2005年5月24日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年03月26日 07:00

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