[2007年03月27日]

俳句(2007-03-27)

海の音山の音みな春しぐれ

中川宋淵(1907~84)

春しぐれ(時雨)が春の季語。春の驟雨も同意の季語です。
春になって降る時雨のことをいいます。時雨は、たちまちに降り、たちまちに晴れてまた降ってくる雨です。冬に多いのですが、春の時雨は、明るく、暖かく、やわらかな感じがします。
作者は三島の臨済宗龍澤寺の住職でした。
山と海に近いところで、座禅を組んでいると、春時雨が遠く近く過ぎてゆくととらえています。句のリズム、音が沁みてくるようです。
そういえば「山の音」という映画がありましたね。
作者なかがわ・そうえんの紹介は、2005年3月14日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年03月27日 06:10

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