[2007年04月09日]

俳句(2007-04-09)

蝌蚪乱れ一大交響楽おこる

野見山朱鳥(1917~1970)

蝌蚪(かと)が春の季語。おたまじゃくし、蛙の子、数珠子(じゅずご)が同意の」季語です。
同じ作者にこんな句もあります。
蝌蚪に打つ小石天変地異となる    朱鳥
たかがおたまじゃくしのことなのに、作者はたいそう肩入れをし、大仰な句を作っています。
「蝌蚪」とは、中国の古い時代、竹に漆の汁をつけて文字を書いたもので、竹は硬く、漆は粘っているので、文字の線は頭が大きく、尾が小さく、おたまじゃくしの形に似ているのでこの名前が付いたそうです。
春のなつかしい風景ですが、今年はまだ見ていません。
作者のみやま・あすかの紹介は、2005年4月19日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・昨日は、4月28日に観音崎にオープンする「横須賀美術館」を外から見てきました。ガラス張りの瀟洒な建物で東京湾を眺めることができます。谷内六郎館は楽しみです。

投稿者 m-staff : 2007年04月09日 05:46

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