[2007年04月15日]

俳句(2007-04-15)

生ひいでてきのふけふなる水草かな

水原秋桜子(1892~1981)

水草生(みずくさお)ふが春の季語。水草(みくさ)生ふ、藻草生ふも同意の季語です。
水がぬるんできたせいでしょうか、近くの川にいろいろな水草が生えてきています。水草が生え始めることで水がぬるんできたことがわかります。水底に根を下ろしているのはひし、ひつじぐさなど、水中に沈んでいるのは、くろもなど、水面に浮かぶのはあおうきくさ、さんしょうもなど、水上に出るものは、こうほね、はすなど、花をつけるのは、うきくさ、きんぎょもなどです。
この句は、「生(お)ひいでる」そのような水草の生態をよく見届けています。素晴らしい観察眼です。
作者みずはら・しゅうおうし紹介は、2005年1月17日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年04月15日 05:27

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