[2007年04月16日]

俳句(2007-04-16)

札所ひま桜蘂降るばかりなり

宮下翠舟

桜蘂(さくらしべ)降るが春の季語。
桜の花が散ったあとで、萼(がく)に残った蘂が散って落ちることをいいます。散った蘂で地面が赤くなっているのを見かけることがあります。
札所(ふだしょ)は、三十三ヵ所または八十八ヵ所などの霊場のこと。空海の修行をした足跡のある、四国八十八ヵ所などの霊場を巡拝するのが有名です。
札所に巡拝者の姿もなく、桜蘂が散っていますとただそれだけを詠っています。桜蘂の降る音が聞えそうです。
作者みやした・すいしゅう紹介は、2006年10月8日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年04月16日 06:06

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