[2007年04月22日]

俳句(2007-04-22)

山吹やしきりに冷ゆる花ざかり

中島月笠(1899~1987)

山吹が春の季語。白山吹、八重山山吹、濃(こ)山吹、葉山吹、面影草、かがみ草なども同意の季語です。
山吹は、バラ科の落葉低木で日本原産。4~5月ごろに枝先に黄色の五弁花をつけます。山吹という花は、つぼみの頃は楚々としていますが、花が開き始めると黄色の花の色が濃いので華やかな感じになります。いっせいに咲くと黄金色に見えます。
山吹の花の盛りの頃は、天気が安定せずに急に寒くなる時があります。この句は、山吹の明と冷えた天気の暗を対比させています。
作者なかじま・げつりゅうは、東京・京橋の生れ、宝石商を営みました。俳句は、渡辺水巴に師事し、水巴没後は、結社「曲水」の運営を助けました。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年04月22日 06:23

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