[2007年04月24日]

俳句(2007-04-24)

しろがねのやがてむらさき春の暮

草間時彦(1920~2003)

春の暮が春の季語。春の夕、春夕べも同意の季語です。
春の夕べのことで、夕暮れ時です。春季の終わりは、「暮の春」と区別しています。春の宵とはそう違いがありませんが、「春宵」とは語幹が違いますね。
当たり前のことをいっていますが、その風景を良くとらえています。靄がかかっている春の夕方の色がしろがね(白金)からむらさき(紫)に変わってゆきます。何かしら印象画風の趣のある句です。
わたしの家のベランダは西を向いていますので、晴れた日は相模湾の落日を見ています。
作者くさま・ときひこ紹介は、2005年7月11日を参照。
(出典:山本健吉「句歌歳時記」、新潮社、1986年刊)

投稿者 m-staff : 2007年04月24日 04:54

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